ゆっくり起きたが、それでも今日は午後一本だけなので、午前中は時間がある。タクシーで屋島に行ってみることにする。駅でタクシーに乗り込むと、話し好きな運転手で、あれこれ高松の解説をしてくれる。
屋島の合戦は平家物語の中でも、学校で習うメインの場所なのに、現在の高松と全然結びついていなかった。われながら何とも情けない。談古嶺の展望台からはこの古戦場が一望でき、那須の与一の扇の的のエピソードなんかを思い浮 かべた。800年前の戦だと、戦争であるにもかかわらず、それが華やかなイメージで浮かび上がってしまう。平家物語が史的にどれほど正確な物かは怪しいが、戦争に華やかさをイメージしてしまうというのは、やっぱりこの物語が大きな影響を与えているんだな。
頂上まで上がり、屋島寺を中心にグルリ一周の散歩をして帰ってきた。
駅まで戻って、カバンをロッカーから出しクライアントに向かう。担当の課長となんとTOPが迎えに来てくれる。一緒に黒塗りの車に乗り込む。2時間話して終了。なかなか反応の良い参加者だった。
帰りもその車をタクシー代わりにホテルまで送ってもらう。ホテルで中国事務所の人間と明日の打ち合わせをして別れ る。一旦荷物を部屋に置き、まだ日があるので散歩に出た。駅前にある玉藻公園まで歩く。閉園間際だったが200円の入場料を払って入る。平日の有料の公園だけに、人がほとんど居ない。ゆっくり中を歩き、シャッターを押す。ベンチに腰掛けてタバコを吸う。源平の合戦から400年後に築城された城である。

松ぼっくりが、綺麗に整備された公園の芝生にコロンと一つ落ちていて、源氏も平家も秀吉も一直線の時間の遙か彼方である。なんとも不思議な感覚にとらわれ、ベンチに座っていた。
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今日も午後一本なのでゆっくり起きる。チェックアウトして駅に向かう。駅ビルで珈琲を飲み、せっかく讃岐にきたのだからと、うどんを食べに行くことにする。昨日会社の人間から”わらや”という店を聞いていたのでタクシーに乗り店名を告 げる。有名な店らしく、すぐにわかった。行きの車で運転手に『やっぱり、うどんをよく食べますか?』と訪ねると、毎日食べているとのこと。話し好きな運転手で、あれこれうどんの解説をしてくれた。結局メーターを止めて、待っていてくれることになった。
店に入ると、僕が最初の客だった。古い民家を改造したような茅葺きの屋根の大きな家で、なかなか雰囲気がよろしい。釜あげうどんを注文する。大きな丼に 3人前ぶんくらいの量がはいった釜あげのうどんが出てくる。タレは4、5合は入りそうな巨大なとっくりで出てきた。さっそくいただく。うん、申し分がない。うどんは当然腰があって旨いが、たれが実に旨い。”釜あげ中ジャンボうどん”というものだったが、ぺろりと平らげた。
駅に戻って、荷物を出しクライアントへ向かう。13:00スタートで17:00まで。前、後半に分けて4時間。さすがに疲れる。帰りは時間がないのでタクシーで空港まで。空港に着くと大荒れの天気で欠航便が出たらしく、ロビーは人でいっぱいだった。最終便は飛ぶとのアナウンスだったので、ゆっくり晩ご飯を食べる。
ふ〜、珍しく余裕の出張だったなぁ。
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